クリスマスが来る

いよいよクリスマスのシーズンが近づきました。カラフルなデコレーションが家々の窓辺に見られるようになりました。でもじつは、世の中は、あのきらめきとは正反対に、くらいのです。つらい人生をやっと生きている人、生きにくい人生を耐えながら日を過ごす人が少なくありません。戸外は電気の力で飾っても、自分で心を照らす灯りを持っている人は、いないのです。

クリスマスは幼子イエスの誕生を喜ぶ祝祭です。けれど星星(ほしぼし)の輝きよりもさらに栄光に満ちている神が、救い主の誕生として、幼子イエスを送ったのは、ベツレヘムの馬小屋でした。救い主イエスは最も貧しい、最もつらい人生を歩んでいる人の一人として来られたのでした。クリスマスは、人生を貧乏くじだと思っている人、希望のかけらも感じられない人が、あらためて希望を見つける日なのです。イエスは、心に悲しみや痛みをかかえてきた人に、悲しんで流した涙の分の幸せを、与えるのです。何もかも満ち足りている人は、他人の苦しみが分かりません。でも十字架の悲しみを知る人・イエスには、あなたのつらさが分かるのです。クリスマスは教会においでになりませんか。あなたも教会で、平和を祈りませんか。あなたの心と、世界に平和が来るように。

(クリスマスのチラシより)
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